今朝の「脳科学」の授業は話の流れから「師匠」のお友達が先生にかかってきた1本の電話のお話になりました。
家を買うか買わないか
私が早朝に勉強している「脳科学」「マインドフルネス」のクラスは、下は10歳、小学校5年生の「灘中学校」を目指している子供から上は75歳の「認知症対策」の大先輩までが、混在している、何ともユニークなクラスなのであります。
本当に「師匠」の能力の高さに脱帽ですが、今日は「師匠」は、まず5年生男子に、「今から家を買うとかいう人がいるけど、どう思う・・?」と聴かれました。
彼は「買ったらいいやん」との無責任な(笑)返事。
それから「師匠」は「自分の友達がマンションを買うとかで、相談に乗ってくれないかと電話が掛かってきて、僕の家に来ることになって話をするんですよ・・」と言われました。
アラ還世代の皆さんは、どう思われますか・・?
買いますか?買われませんか?
今から人口がどうなっていくのか、「東京オリンピック」が終わったら日本は、どうなるのか・・
「師匠」が今日は教えてくれました。
皆さんで共有しましょう。
分かっているようで、実は我々が分かっていない大切な話です。
家を買うと、どうなる?
まず、「メリット」から・・持ち家は「資産になる」と考えられています。
それでは、「デメリット」も・・土地が「1000万円」建物が「2000万円」の家を購入するとして「3000万円」をフラット35で借り入れするとして、大まかに計算して考えますね。
ざっと利息を1%として考えた場合・・・
大まかに計算して、年に30万円を35年払うとして合計1050万円の利息が必要です。
3000万円で35年経った家の価値は「ゼロ」になります。
それは今から35年前昭和57年の家が今はいくらで売れますか?と言う事を考えたらお分かりになると思います。
土地の値段だけですよね。
結局、利息も全て合計して4000万円35年掛けて支払って1000万円の価値しか残らないのです。
しかも土地だけにして売るなら上の家を潰すのに200万~300万円必要になるので1000万円から、その値段を引くと800万円になります。
今は8軒に1軒が空き家だそうです。あと10年で30%が空き家となると推測されています。
家を買わない選択
「家」を購入するという事は人生で最大の買い物なので、「周りの人が買っているから」とか「モデルルームを見学に行って衝動的に買いたいと思った」とかの理由で「家」を買うと言う事を決めてしまうのは、絶対にやめましょう。
これを、してしまうと自分たちの生活の質そのものを下げてしまう事になって、「こんな人生設計ではなかったのに・・」と後悔してしまう事になってしまします。
また、今は一つの会社で退職するまで勤めあげるという事が、出来なくなってしまっていて働き方その物が、完全に変わってきてしまっている時代に移行しています。
なので、退職する際に多額のローンが残ってしまったと仮定して退職金でローンの残りを返済したらよいので大丈夫などという話も幻になっています。
そもそも、それをしても老後のお金を減らしてしまい、将来設計が破たんしてしまいます。
まとめ
・本当に「家」を購入する必要があるのかを、もう一度考えてみる
・時代が「家」を購入出来た昔と変わってきている
・それでも欲しい場合は、できる限り「リスク」が少なくてすむ方法をとる
アラ還の独り言
私も以前、分譲マンションを買った経験がありました・・
が、今、振り返ってみると、そこからが家庭崩壊に繋がった大きな原因になっていたのかと思います。
当時、27年程前の話になりますが、私は連れ子同士の再婚で学園都市という神戸市が開発した街に新築の庭付き110㎡程の4LDK公団住宅が偶然に当選して一緒に同居を始めました。
前が「神戸外国語大学」で裏に「神戸芸術科学大学」が有り、近くにダイエーが、まだ元気だったので「流通科学大学」が有り、小学校、中学校と部活も強く、勉強も出来るという本当に子育てするのに校区も良くて抜群の環境の中で暮らしておりました。
そこは新築の賃貸でしたが、家賃が駐車場を入れたら15万程になってたと思います。
当時は主人の仕事も設備関係の自営業者でしたが順調でした。
阪神大震災も、そこで有りましたが、学園都市は地面が「岩」だったそうで、びくともせずに大丈夫だったので、知り合いが私の家に避難に来ているという感じでした。
地震の後に神戸市が分譲した学園東町の公団のマンションが売れ残りの数件に「1000万円無利息融資」というのをつけて売り出しました。
貯金がなくても「1000万円が銀行の残高に有る」事にしてくれるキャンペーンみたいな物です。
自営業者というのは、貯金はなくとも毎月お金をまわす事で生活出来てるという不思議な仕事で・・(笑)
渡りに船で、全然「家」とは縁がないと思ってた主人が、今なら買えるという事で、主人の仕事仲間と二人で5700万円ほどのマンションを買ってしまったのでした。
そこから、様々な良くない事が起き出しました・・
この先の話は、また次の話にしますが・・(笑)
それだけ、「家」を買うという事は人生の大きな事になるので、アホたれの私でも、そこは皆さんに、やはり慎重になって頂きたいと、身を持って語ってしまうのです。
まして、時代が終身雇用が、崩れ去って大企業で有っても先の安泰の望めない時代です。
これからの時代を生き延びて行くには、頭使って勉強して行きましょう!
今日に出逢った全ての皆さんに感謝です。そして、私にも、ありがとう。
TO BE CONTINUED・・・
続く・・・