今日は、ちゃんと起きれたので早朝の「脳科学」に来れました。
良かった~(笑)
今日も昨日に引き続いて「マインドフルネス」の本から、「脳科学」の「師匠」から教えて貰った内容で少し私が人に説明することが出来なかったお話が載っていたので、そこを皆さんと共有したいと思います。
昨日の話の続きになるのですが、その内容はこちらをご覧くださいね。
目次
「PTSD」や「トラウマ」がなぜ起こるの?
「扁桃体」で作られた「情動」が「海馬」に戻り、「海馬」に依る「学習」と「記憶」が「大脳」に刻み込まれる結果、私達は、ずっと、その記憶から逃れられなくなる事も起こってしまいます。
それが「PTSD」であり「トラウマ」と呼ばれる物になってしまうのですが、そこを、お話したいと思います。
昨日にお話した「阪神・淡路大震災」の体験から、表向きには、大きな影響を引きずる事もなく、元の生活に戻っているように見えても、実は、あの日以来、地震とは関係のない小さな揺れや音にも敏感になり、すぐに心臓が高鳴り、ベットから飛び起きる日々が、本の作者は続いていたそうです。
その時に起こる「脳の連携プレー」が古代から人間を守る大切な働きで、それはそれで必要な事なのですが、我々の「脳」は、現代の時代に合う様には、実は適用されていないのです。
「変化し続ける世界」と「変化しない脳」のギャップ
「変化し続ける世界」
人類の歴史が始まってから約200万年です。
現生人類(ホモ・サピエンス)が登場したのが25万年前になります。
その間、もちろん、私達の「ライフスタイル」や「価値観」「社会のルール」も変わり続けてきました。
簡単に言うと以前より、はるかに「安全」になり、「省力化」され、あらゆる領域において「ルール」が共有されるようになりました。
もちろん、現在も飢餓や戦争などに苦しむ人々がいる事も事実ですが、たいした道具をもっていなかった「原始時代」の人々と、現代の人々との「暮らし」が根本的に違ってきている事は、我々も認める事実です。
ここからです・・(笑)
「変化しない脳」
現生人類(ホモ・サピエンス)が25万年前に登場したあと、難しい話ですが、「食物連鎖」のトップに立ったのが約1万年前の事です。
ここで初めて、人類が地球を支配するようになったのです。
さらに、はるかに「安全」になり「省力化」され、あらゆる領域において「ルール」が共有されるようになったのは、18世紀半ばの産業革命以降の事で、わずか250年ほど前の出来事に過ぎません。
人類25万年の歴史を100とすると、人類が世界の中心になってからの歴史は、最後の4%、現代のテクノロジー社会になってからは、わずか0.1%の時間しか経っていないことになります。
このように、人類史を長いスパンでみれば、現代に生きる我々の脳が、原始人と全く同じだと言われても、納得できるのではないでしょうか?
つまり、私達、現代人の歴史は、自然な進化によって「脳」をアップデートするには、余りにも短すぎるのです。
その結果、我々の脳は、野生動物と共に弱肉強食の世界を生きていた祖先と同じ仕組みを維持しています。
しかし、この時代にあって、脳が原始の初期設定のままで、あることの危険性に今、我々は気づき始めています。
なぜなら、「脳科学」のよる検証を通して「変化し続ける世界」(自分の外部)と「変化しない脳」(自分の内部)の、ねじれ現象を、はっきりと可視化出来るようになってきたからです。
デジタル時代を生きる「原始の脳」
ここで改めて、原始人の生活環境を思い起こしてみましょう。
・他の動物に襲われる危険性が常にある
・他の人間にさえ、襲われたり物を奪われたりする危険性が常にある
・屋外の気温の変化が命にかかわる
・食料の供給が不安定で、餓死の危険と隣合わせである
・流産や早死には、当たり前なので子供はできるだけ多く産む
上の原始時代の「脳」は、その時代に必要な「脳」でした。
今の自分の性格と比べてみると、明らかに原始時代の厳しい環境下では、さぞかし生きていくのは、無理やろうと思ってしましますよね。
あの時代を楽々に生きていくには、多くの敵が来た、襲ってきた時に、即座に反応して、逃げ足も速くて、ホルモン的には「アドレナリン」(闘争ホルモン)を、出しまくって闘いに強い、生き残る為に誰よりも早く獲物を捕らえる事の出来る強いタイプでないと無理でしょう。
自分は、そのタイプではないですよと、皆さんは、思われると思うのですが、しかし、我々には闘って生きて来た祖先のDNAが流れているのです。
仕事で、ついカッとなって部下に当たり散らしたり、イライラして、そのストレスの、うさばらしの為にお酒に走ったりと扁桃体をMAXに大きくさせた知的レベルの下がった行動をとってしまいます。
原始時代のように命に関わる問題でも何もないのに、洞窟で熊に急に襲われた時と同じ反応を我々のアップデートされていない「脳」は、サバイバルの為に同じ働きをしてしまうのです。
このように「変化し続ける世界」と「変化しない脳」のギャップが我々を苦しめています。
まとめ
・「トラウマ」は「脳」の「扁桃体」と「海馬」と「視床下部」による連携プレーによる負の部分である
・現代人の歴史は、自然な進化によって「脳」をアップデートするには余りにも短すぎる。
・「変化し続ける世界」と「変化しない脳」が我々を苦しめています
アラ還の独り言
人類25万年の歴史を100とすると、人類が世界の中心になってからの歴史は、最後の4%しかなくて、現代のテクノロジー社会になってからは、わずか0.1%の時間しか経っていないと言う事が、私は、中々理解出来なかったのですが、このように、活字で読んでみると徐々に理解できるように、なってきました。
だいたい、数字に弱いので、どうしようもないですね~(笑)
「アラ還」のおバカの私であります。
でも、それだけ時代が短期間に変化し過ぎて、脳がついていってないという事なのですね。
でも、その大切な「脳をアップデート」する方法があるなら、試してみない手はないですよね!
次回は、そのお話をしてみたいと思います。
今日も、「世界のトップエリートが実践する集中力の鍛え方」を参考にしました。
今日に出逢った全ての皆さんに感謝です。そして、私にも、ありがとう。
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