しいたけ占いを本屋さんで見つけて、立ち読みして面白いなと
思ってました。
しいたけ占いのしいたけさんて、どんな人?プロフィールから
プロフィール
しいたけ●占い師。
早稲田大学大学院政治学研究科修了。
哲学を研究するかたわら占いを学問として勉強。
『VOGUE GIRL』編集部がその辺で発掘。
そのやる気のなさ、無欲さに反した脅威の的中率と、ロジカルな切り口に
一同驚愕。
無理矢理連載をさせられることに。
2014年から『VOGUE GIRL』で連載開始、毎週月曜更新の
「WEEKLY!しいたけ占い」で注目を集める。
惑星・板橋に老犬と住まう。
夜中のお楽しみ、背脂ラーメンの食感でその時々の自分のコンディションを推測。
絶賛ペンパル募集中。
調子がいいと平井堅似の35才。
「しいたけ」という名前の由来は、唯一苦手な食べ物が「しいたけ」
であり、それを克服したかったから。
他の著書に『しいたけ占い12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』(マガジンハウス)がある。
Twitterのフォロワーは35万人を超え、ブログの読者数は8万人以上に
のぼる。
凄いですね~
しいたけ占い 12星座の蜜と毒/しいたけ【1000円以上送料無料】
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この本が発売されて1ヵ月で11万部を売り上げた
しいたけ占い 12星座の蜜と毒 です。
今女性たちの間で大人気の「しいたけ占い」。
「これを読まなきゃ1週間が始まらない」
「どんぴしゃすぎる」
「泣ける」……など、その占いの掲載を待ち望むファンのコメントが
山ほど見つかるはず。
ここまで話題を呼び、人々の心を惹きつける「しいたけ占い」とは
いったい何か。その著者である「占い師・しいたけさん」とはどんな方
なのか?
しいたけ占いのしいたけさんて、どんな人?インタビュー記事から人気を探る。
「運がいい人、悪い人は何が違うのか・・?」
が知りたくて占い師になりました。
――2017年12月12日に『VOGUE GIRL』の「2018年上半期占い」が
ついに公開となり、ものすごく反響を呼んでいます。
更新前から「待ちきれない」とか「これを頼りに2018年は生きていく」
といった声が多く、「占い」にしては読者の熱量が高い印象を受けました。
しいたけ:ありがたいことに「上半期」と「下半期」の占いは、多くの人が待っていてくれているみたいで。
これまでやってきたことの振り返りと、次の半年間のひとつの指標として
読んでいただけたら嬉しいです。
つい最近まで自分の占いがこれほどたくさんの方に読まれて、
「占い師」が職業になるとは想像していなかったんですよ。
――初歩的な部分からご紹介させていただくと「しいたけ占い」は
「占い師のしいたけさん」が占うから「しいたけ占い」ということですよね。
まずは占いを始めたきっかけからお聴きしてもいいですか?
しいたけ:僕の場合、まず学問的な興味が先にあって。
大学院で政治哲学を学んでいた流れで「運」についての研究を始めたのが、「占い」に触れたきっかけです。
時代的にも僕が思春期のときはバブルがはじけたり、自分の家のほうでも
いろいろあったり時代の余波をすごく受けた印象が子ども心にありました。
そういう状況を見ていて、世の中には生まれながらに親がお金持ちで
「大学生になった瞬間に車をプレゼントされる人」もいれば、
「必死にバイトをしてやっと買う人」もいる。
どこの家に生まれるかも運だなと、悲観ではなく純粋に「面白い」と
思ったんです。
同時に「ただ頑張る」のではなくて、時代性や運を把握して、自分なりに
考えていくことがすごく大事だなと思いました。
――生まれたときから人は「運」に左右されていると。
しいたけ:はい。
ただ、人によって幸・不幸の感触は違いますから、お金持ちの家に生まれたから「運」が良くて幸せかというとそうでもない場合もありますよね。
自分がどう捉えるかによって変わる。
そういう意味で、「運」は心理学や哲学と結びつくんじゃないかと思い、
研究をするようになりました。
あとは僕自身、今でもそうですが“人見知り”なんです。
だから社交的でうまくいっているように見える人たちにとても興味が
あって、観察してはノートに記録していました(笑)。
――記録(笑)。その頃から人の人生に関心があったんですね。
しいたけ:たとえば大学とかバイト先なんかでも、明るくて
人気がある人と、光がなかなか当たらない人、つまりあまり
目立たない人っていますよね。
苔を生やしていた側の僕としては、太陽を浴びている側の人たちが、
どういうコミュニケーションをしているのかを観察して、真似してみようというか。
もともと一度興味を持つと突き詰めるところがあるので、人間観察も
「占い」につながっています。
それで大学院を出たあとに個人鑑定をするようになり、口コミでお客様が
増えていって、『VOGUE GIRL』で連載を始めて。
いつのまにか今に至るという感じです。
「友人への手紙を書く感じ」でずっと続けて来た
口コミで始まった事が、ここまで大きく広まっていくのは、
凄い事だと思います。
実際の「占い」はリーディングという手法で、占星術とこれまで
鑑定してきた方々の情報を総合して執筆されているそうですね。
しいたけ:これまでカウンセリングしてきた方々の存在はとても大きいです。
今も「あの人は何座だったかな」と思い浮かべながら、「友人への手紙」
を書く感じで文章を書いています。
――しいたけさんの占いは、ほかの占いとは立ち位置が違うというか、
「あなたの運勢はこうです」
と予言するのではなく、
「あなたにはこういうところがあるから、こうしてみるといいですよ」
と論理的にアドバイスしています。今のスタイルになったのは
いつからですか。
しいたけ:初期の頃からこのスタイルなのですが、どうして
こうなったんだろう。
ちょっと考えていいですか…。(しばし沈黙)
来年で占いをするようになって9年目なのですが、面白いことに僕が
人見知りだと、お客さんも人見知りばかりになってくるんです。
もう7割くらいが人見知りの方。
――類は友を呼ぶ、みたいな。
しいたけ:僕自身もそうですが、人見知りの人ってなんらかの事情を
抱えていて、すぐに人を信じることができなかったり、人間関係で
なかなかうまく自分を表現できずに傷ついたりした思い出がある人が多い。
そういう人って、何か話しかけても簡単に
「はい、分かりました」
っておっしゃる人がほぼいないので、人見知りの方と打ち解けられて、
納得してもらえるようなコミュニケーションを意識して今のスタイルに
なったところもあるかもしれないです。
自信のなさは家に置いてきなさいと言ってくれたお客様
――人見知りの方への共感や気遣いが、「やさしさ」を感じる文章に
繋がったんですね。
しいたけ:人見知りの人って、実は仕事のパフォーマンスが高いんです。
なぜかというと、相手を納得させて早く帰りたいから(笑)。
「ここまで終わりましたよ。それでは! ああ、やっとひとりになれる~」
みたいな感じで頑張るんです。
今日インタビューに遅刻しておいて言うのもあれなんですけど(笑)、
やっぱり占いも文章も、お客様にお金と時間を使っていただく以上、
読んで良かったと思ってもらいたい。
今思い出したんですけど、こう考えるようになったのは、あるお客様に
言われた言葉がきっかけかもしれないです。
――どんなお客さんだったんですか?
しいたけ:占いを始めたばかりの頃、銀座ナンバーワンのホステス
だった方から紹介していただいたお客様なんですが……
ある街で昔から美容院をやっていらっしゃる70代の女性の方で。
その方を鑑定したあとに
「僭越ながら感想を言っていい? 私は何十年も客商売をしているから
分かるけれど、あなた成功するよ」
って言っていただいて。
リップサービスかもしれないけど、嬉しかったので
「ありがとうございます」
と言ったら、
「でもあなたは自分に自信がないよね」と。
「1円でもお金をもらったらプロだから、今後、自信のなさは
家に置いてきなさい。
自信がないという謙虚さはプロの世界ではいらない」
とおっしゃったんです。
――それは、はっとする言葉ですね。
しいたけ:見抜かれたというか、腑に落ちましたね。
それまでは自信がないから
「受け容れてもらえるかな……」
と怯えていた部分もあった。
でもそう言われて開き直れて、
「占いでどうしたら喜んでもらえるか」
を徹底的に考えるようになりました。
文章を書くときも「これを読んだ人に喜んでもらえるか」という視点が
つねにあります。
まずは自分の「蜜(強み)」と「毒(弱み)」をよく知ろう、というのが今回のテーマ。
「面倒くさい部分」を笑い合うコミュニケーションツールにしてほしい
――今回の本のサブタイトルは「12星座の蜜と毒」ですが、表と裏、
長所と短所という単純な言い方にしなかったのはなぜでしょうか。
しいたけ:僕は占いのなかでも一貫して、人のネガティブな面や弱み
コンプレックスだと思っている「毒」のような部分にこそ
その人の本質があると思っているんです。
この本でも
「短所の噴火」
というエッセイで触れているんですが……
自分自身にも毒がたくさんあるから、それを肯定しないととても
生きていけないなと思ってきたんです。
毒を取り除こうとするのではなく、認めたら少し楽に
なれるんじゃないかと。
――毒を肯定して、うまく共存していくことが大切ということですね。
しいたけ:毒が「あってもいいんだ」と思ってほしい。
多くの人を見てきた実感としてそう思っているので、そこについて
アドバイスしたいんです。
自分ひとりで何でもできる優秀な人もこの世にはいると思いますが、
大体の人はそうじゃない。
人には得意、不得意があるので、そこを分かって認めると楽に生きられる。
タイトルにはそういった意味も秘められています。
――「蜜と毒」と呼んでもっとカジュアルに、ライトに考えていこう、と。
しいたけ:そうなんです。
人が悩みまくった末に「占い」に頼るときって、
「いつ結婚できますか」とか
「どうしたらお金を儲けられるのか」
とか、気持ちが切迫していてライトじゃないんです(笑)。
占いで直接的な解決策を出すことはできなくても、状況を整理することは
できるんじゃないかと思っています。
――確かに、占いにすがりたいときって真面目に人生を考えようと
しているときですよね。
しいたけ:悩みって、たとえばいい学校に入っていい会社に就職を
しなければとか、結婚もしないといけないとか、自分のプライドや社会の
圧力に囚われているところから出てくる。
ふと悩んだときに、
「自分にとって何が幸せか」
を考えるきっかけに占いを使ってもらえたらなと思うんです。
人生のメインディッシュにはならないけれど、サプリのようなものと
捉えてもらえたらと願っています。
――しいたけさんの占いが、多くの人が共感できて、日常に取り入れやすい
のはそういうスタンスに理由があるんですね。
この本のおすすめの読み方はありますか?
しいたけ:昨年末に発売されましたので、ぜひお友達やご家族と一緒に
読んでほしいです。
「毒」、つまりその人の短所にあたる面倒くさい部分。
山羊座だったら部屋に閉じこもって出てこないとか、すぐに他人を
シャットアウトするとか。
蟹座だったら“隠れ短気”というような部分を、みんなで笑いながら
指摘し合ってほしい。
「今だから言うけど、あなたのこの部分、すごく面倒くさいよね」
みたいに、コミュニケーションツールとしても使ってもらえたら
嬉しいですね。
アラ還の独り言
インタビューを読んでみると、自分をしっかりと持っておられて、
今までの占いの方とは、
違うなぁ~やはり着目してる所が違うな~という事が理解出来ました。
根底には、優しい哲学が、しいたけ占いには流れていて、そして、
そこが、実は、寂しい人が多い今の時代の皆さんの心を捉えて、
今の人気になってるのが、よく分かりました。
私は、しいたけ占いを読んで、きっと、しいたけさんは、
優しい人なんじゃないかなと以前にブログに書いていますが、
NHKの「あさイチ」に出演されてた時にも、
根底にあるのは、
田舎のおじいちゃんが、孫に対して抱くような気持ち、
存在してくれている孫の存在、ただただ、それだけで、
いてくれているだけで、愛おしいという気持ちを皆に対して
持っておられると言われてました。
今の時代に心療内科に行く前の場所は、占いしかないと思ったとも言われていました。
顔が分からない人には、本音が言える、本音と建前の日本の文化、
昔だったら、それが、お寺だったりしてたと言われていて、
それに代わる場所を作ろうとされてる感じでしたね。
頑張って、沢山の人々を助けて欲しいですね。
期待して応援しています!
今日に出逢った皆さんに感謝です。そして、私にも、ありがとう。
TO BE CONTINUED・・・
続く・・・