しみ抜きをクリーニング工場で見学してきました

新しいお仕事の工場見学に行ってきました。

しみ抜きについてお勉強してきました。

皆さま、しみについて、一緒にお勉強してみましょう!

そもそもシミとは?

一言で「シミ」と言ってもさまざまな種類があるそうです。

シミの構造を一緒に勉強いたしましょう。

こちらはよく起こるシミとして挙げられる食べ物のシミを構造化したものに

なります。

食べ物のシミの構造は、一般的に油溶性の汚れが表面を覆い、その内部に

水溶性の汚れ、タンパク質の汚れなどが含まれている状態です。

私は、シミが層になって重なっているなんて全く知りませんでした!

時間の経過によるシミの移り変わり

シミのついた直後

シミのついた直後だと、落とすには、まだ大丈夫な場合が多いそうです。

下手に自分でシミ抜きをするとかえって生地を傷めてしまう場合が多いので

迅速にクリーニングに出すことをおすすめしますとのでした。

私は、テレビでコマーシャルをしている緑色のしみとり石鹸を買って来て、

「どうだ!」とばかりに必死で洗った事がありましたが、シミは少しは

取れたのですが、それよりも、生地の色が剥げてしまい、着れなくなった

苦い経験が有ります。

それを、職人さんに話すと、

「実は、言われないけど、その緑色の石鹸の色がシミになってしまった

ので、シミ取りをして下さいと言われるお客さんが実は多いんですよ」

とこっそり教えてくれました・・㊙

1週間~10日経過

1週間~10日経過したシミは繊維の中に汚れが入り込んでおり


シミ抜きが必要な状態です。

1枚1枚シミの構造を上から剥がしていくように取り除いていきます。

熟練した職人さんが生地を傷めないよう慎重に専門の機械や薬品を使って

シミ抜きを行っておられました。

1ヶ月以上経過

シミ抜きでも落ちない変色した状態です。

落ちやすいしみ (経過時間に依りますが・・)

・アイスクリーム ・飴 ・ウィスキー ・お茶 ・果汁(色素の薄い物)

・花粉 ・ガム ・機械油 ・キャラメル ・牛乳 ・口紅 ・ケチャップ

・コーヒー ・酒 ・ソース ・チョコレート ・バター ・ビール 

・味噌汁・ファンデーション ・マニキュア ・マヨネーズ ・卵黄 

・卵白

少し難しいシミ

・汗(経過時間に依る)・移染 ・カビ ・血液 ・降水 ・さび ・朱肉

・醤油 ・タバコ(ヤニ) ・ドレッシング ・泥はね ・ボンド 

・マジック ・尿(時間経過に依る) ・高級ブランド商品

・ボールペン ・ミートソース ・焼き肉のたれ ・ワイン

落ちにくいシミ

・カレー(時間経過に依る) ・顔料 ・水性インク ・水性ボールペン

・接着剤 ・墨汁 ・パーマ液 ・ペンキ ・染色の弱い商品

シミ抜きのアドバイス

シミは下の1~5によって取れる可能性が決まるそうです。

1.技術力や設備

2.付いてからの時間

3.付いてからの温度変化

4.付着したシミの成分と記事の相性

5.記事の色の強さや生地自体の強度

汚れは、擦ると繊維の奥へ奥へと入っていきます。

また、細く切れやすいシルクなどの繊維は、擦ると衣類自体にダメージを

与える事もありますので、タオルなどで上から押さえて汚れが広がらない

ようにして、出来るだけ触らずにクリーニング屋さんへ持って行って

下さいとの事です。

種類 応急手当 シミのとり方
ソース、醤油 水でしぼったハンカチか懐紙でつまみとっておく。口で吸い取る。 水で絞った布でたたく。

  • 石けん液でとる。
  • 白物は漂白。
果汁 水洗い。中性洗剤でとる。
酢酸か酢でとる。
茶、コーヒー
酒、ビール 水でしぼったハンカチでたたく。
  • ぬるま湯で絞った布でたたく。
  • 中性洗剤でとる。
    古いものは酢酸かアルコールでとる。
カビ ブラシでこする。 アンモニア水か石けん液でとる。
靴墨 そのままにしておく。 ベンジンかテレビン液でとる。石けん液でとる。
ミルク、バター ミルクは水で絞った布で、又バターは乾いた布でつまみとっておく。 ベンジンでとり、アンモニア水か石けん液で繰返したたき出す。すべて熱は禁物。
ファンデーション ビロードの布で拭く。 ベンジンでとり、とり除けないものは温石けん液でとる。
青インキ 布でつまみとっておき早く手当てをする。 石けん液でとる。蓚酸の温液で処理してからアンモニア液でとるか、白物は漂白剤を使う。
赤インキ 温石けん液でとる。酢酸かアルコールでとる。
墨汁 水でしぼったハンカチでたたく。 ご飯粒に洗剤を混ぜたもので繰返しもみ出す。石けん洗い。
印肉 そのままにしておく。 ベンジンでとる。温石けん液でとる。
チューインガム 氷でひやしかためて、出来るだけはがしとっておく。 四塩化炭素かシンナーか除光液でもみ出す。(シンナー、除光液はアセテート、ポリ塩化ビニルには使えない)
水でゆるく絞った布でたたく。 ぬるま湯でたたく。アンモニア液でとる。
古くなったものは温蓚酸液で漂白する。
血液 水で洗う。 水洗いか石けん洗い。
アンモニア液でとれる。
口紅 そのままにしておく。 ベンジンでとる。温石けん液でもみとる。
アルコールでたたき出す。
泥はね そのまま乾かす。 渇いたものはブラシで軽くこする。
石けん液でとる。
コールタール そのままにしておく。 シンナーでもみ出す。(アセテート、ポリ塩化ビニルは使用不可)後石けん液でとる。
自動車油 乾いた布でおさえて吸いとる。 ベンジンを含ませた布でたたく。
洗剤液を含ませた布でもみとる。
接着のり そのままにしておく。 除光液を含ませた布でもみとる。
(アセテート、ポリ塩化ビニルには使えない)
ペンキ そのままにしておく。 テレビン油かシンナーでもみ出す。
クレヨン ベンジンでよく洗う。後石けん液でとる。

単純に技術力だけの問題ではないため、聞いただけでは分からないので

見せて頂けたらと思います。

逆に「どんなシミでも絶対に落とせる」というクリーニング屋さんは

有り得ないと思います。

と言われていましたので、その通りだと思いました。

そして、ここは、シミ抜きに高い料金をお客さんから貰う店が多い中、

シミが取れなければ、手数料さえお客さんから、料金を頂かないという

徹底した職人魂にビックリしました。

アラ還の独り言

工場見学、楽しかったです!

タダでも暑い今年の夏、40度は軽く上回る環境の中で

汗だくで働いておられる沢山の方々や職人さんの技を見て本当にビックリ

しました!

今回は、しみ抜きについて、書きましたが、私も職人さんの椅子に座らせて

頂き、直接、機械を使ったしみ抜き体験させて頂いてきました。

口紅とファンデーションでした。

上からは、スチーム、下からはバキュームの二刀流、そして、薬品をその

汚れに対して、少しずつ刷毛で乗せていきました。

下から汚れが吸い取られていくのは快感でしたね~

私の、お顔のシミも一緒に吸い取ってくれないかしらと、マジに思って

しまいましたよ(笑)

隣では、色が脱色してしまったお直しの再生をされていました。

次回は、その事について書いてみたいと思います。

クリーニング、奥が深かったです!

色々勉強したいと思います。

今日に出逢った皆さんに感謝です。そして、私にも、ありがとう。

TO BE CONTINUED・・・

続く・・・

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